コラムをいつもお読みいただき、ありがとうございます。
今回のコラムは「プレゼンの組み立て方」についてです。
弊社では、お客様やパートナーの企業さんから「プレゼン」について
相談を受ける機会があります。
ここでいうプレゼンとは、1対1のプレゼンではなく、
1対10~100のことを指しています。
セミナー営業などの手法が一般化しており、多くの聴衆の前で
プレゼンを行う営業が増えてきているのでしょう。
もちろん事前準備が重要
プレゼンの組み立てで重要なことは何でしょうか?
エグゼクティブを対象としたある調査結果によると、
「プレゼンテーションで重要視しているのは」
1位 効果的なメッセージを組み立てる作業
2位 自信をもってプレゼンする(当日の話)
3位 質の高いスライドを作る
という順番のようです。
弊社の代表も年間50回近く1対多数のプレゼンを行っていますが、
どんな場合でも、
「推察する」⇒「構成する」⇒「スライドを作る」
というプロセスを崩したことがないそうです。
具体的な組み立てのプロセスは?
まず、
①推察する=誰に対して、何の目的で、どうして欲しいのか?
を徹底的に考えます。
その上で、
②コンテンツを箇条書きにして、羅列します。
そして、
必要ないものを削ったり、付け加えたり、入れ替えたりし、
③大枠の流れを構成していきます。
ここに多くの時間を割きます。
このときに、はじめてスライドのイメージを手書きでおこします。
その上で、パソコンに向かい、
④スライドを作成していきます。
プレゼン用スライド作成のポイント
スライド作成のポイントを簡単にお伝えします。
1)質問と答えは別々に(1スライド、1メッセージ)
質問されて、すぐ、答えを言われたらどうでしょうか?
考えさせる、「間」を与える、少しじらす、これが対面した相手の
興味・関心を惹く、巻き込む秘訣です。営業での喋り方と同じです。
2)短文、改行(さらっと読める表現、レイアウト)
読みやすいというのは、大きなメリットです。
普段使っているような言葉で短く、端的に表現します。
3)余白を活かす(文字は少なく、サイズは大きく)
情報量が多すぎると、覚えられないのです。
印象に残したければ、情報は削ぎ落としてください。
4)グラフ、写真など、ビジュアルを多用
文字以上にレイアウトや図・写真が与える印象は大きいのです。
まとめ
以上のようにプレゼンにはスライド制作前の構成を考える時間が
非常に重要になってきます。
意外に、いきなりパソコンと向き合いスライドを作ることから
始めてしまう方が多いようです。
そうすると、スライドのディテールにこだわってしまい、
本来伝えたい「幹」の部分がなく、的を射ないプレゼンに
なってしまうのです。
皆さんもプレゼンを行う際は、ぜひ参考にしてみてください。
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