コラムをお読みの方には様々な役職の方がいらっしゃるかと思います。
営業マネージャー、経営者、マーケティングの方などなど。
また今後、始動させる予定の新規事業の内容をお考えの方も
いらっしゃるのではないでしょうか?
営業の現場が長い方や企画系の職種ではない方にとっては、
プロジェクトの進め方や新規事業のコンセプト作りなど
なかなか苦戦することが多いかもしれません。
今回はそんな方へ近年注目されている、
オープンイノベーションについてお伝えします。
オープンイノベーションにより革新的な事業の創出
オープンイノベーションとは
企業の内部と外部の専門機関などと連携してアイデアを
組み合わせることで、革新的で新しい価値(イノベーション)
を作り出す
つまり企業内のリソースだけに頼るのではなく、
他企業や大学との連携し、外部の技術を積極的に活用して
新しいビジネスモデルやサービスの創出へつなげる方法論のことです。
外部のリソースを使うことにより、自社だけでは思いつかないような
ビジネスモデルの創出やサービスの実現につなげることができます。
新規事業担当者の悩み
例えば新規事業の担当者はこのようなことでお悩みではないでしょうか?
・新規事業の責任者を任されたけど技術的なことは一部しかわからない
・メンバーが少なすぎてとても業務が回らない
・自社には新しいサービスのノウハウが乏しい
・ノウハウのある専門家を採用したいが見つからない
オープンイノベーションの活用例
上記のような課題に対してオープンイノベーションは以下のメリットがあります。
・外部の専門家や外部の企業と連携し技術面をカバー
・専門家とプロジェクト単位で連携
・プロジェクトを通してノウハウを蓄積
・プロジェクト単位なので雇う必要はない
具体的な事例でいうとP&Gの置き型ファブリーズや
フィリップスのノンフライヤーはオープンイノベーション
によって実現した商品です。
営業に当てはめてみるとどうでしょうか?
営業活動に関しても自社だけの観点ですと、視野が狭くなりがちです。
第三者に相談することで新しい観点や魅力が発見できます。
例えば、自社では強みと感じていた点が競合他社とほとんど変わらず
商談では魅力として伝わっていないことや、当たり前だと思っていた点
が実は特長になっていたりすることもあります。
そして、魅力の伝え方にも外部から見て価値が伝わりやすい流れ(セールスストーリー)
やわかりやすい営業ツールの制作(アプローチブック)が必要になります。
まとめ
自社だけで新規事業を創出する場合、時間やリソースなど様々な要因を
考えていかなければなりません。
また変化が早く、新しいサービスが次々と創出される現代では、
自社だけでスピード感を持ってイノベーションを起こすのは
厳しい時代になってきております。
弊社でも様々な企業の営業の標準化を支援し、
今までなかった仕組を作り、「組織としての営業力強化」を実現
している意味では営業活動にイノベーションを起こしております。
変化の激しい現在のビジネス環境において、
限られた枠組みの中だけで考えるのではなく第三者と連携し、
プロジェクトに新しい風を吹かせてみるのもよいのではないでしょうか。
関連情報
参考コラム:アプローチブックに必要な第三者の視点
関連資料:サービス資料【営業の標準化】
スリーシーズ関連サービス:営業戦略